Trailworks 2023
戸隠の観光地である鏡池近く、観光客の方もたくさん通られる遊歩道で10メートル以上にも及び泥濘していた箇所がありました。観光客の方も鏡池を目前にこの泥濘箇所を渡るのをためらっている姿を幾度となく目撃していましたので、今回、木道を設置させていただくこととなりました。
まずはじめに、現地調査を行います。現場に行き、現状の写真を撮り、どこに木道を何個置くのかを決めます。
そして、環境省や長野市、長野県に相談し、地権者の許可をいただき、県に申請を出します。
どこに、どのような素材の木材をどれだけ置くのか、面積はどのくらいかなど細かい資料を提出し、許可が出るのを待ちます。
今回は観光客でにぎわう夏休み前にできればと思っていたので、ちょうど7月下旬に作業を行うことができました。
作業中でも1日50名以上が通行されていたので、この木道もハイカーやトレイルランナーだけでなく、観光客の方にも利用していただけることを大変嬉しく思います。
肝心の作業はというと、まずは材料を運びます。鏡池の駐車場から200mほどの場所での作業でしたので、木材の運搬は今までと比べとてもスムーズにでした。
枕木を置き、その上に板を載せ、ボルトを打つ。簡単な作業のようで、板が斜めになっていないかなどの微調整に時間がかかります。
二日間での作業となりましたが、たくさんの方々にお手伝いいただき、木道が出来上がりました。
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もう1か所は、沢沿いのシングルトラック(人が一人通れるくらいのトレイル)が突如寸断されている箇所です。
多くの選手が夜間に通行する場所で、もちろん迂回路はありません。
このままでは危険であることから、現場の状況等を北信森林管理署のご担当者にご説明し、修復の許可をいただきました。
マイクロプラスチックの流出を防ぐため、麻袋を土のう袋として使用。石を積み上げた上に土を入れた土のう袋を置き、
トレイルの修復を行いました。
レース後に確認しましたが、全く崩れることもありませんでした。
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ご協力いただいた皆様、ありがとうございました!