石川弘樹プロデュース

雄大で美しい自然とそこに始まる長くて熱い旅、走るその先に見えてくるものは何か・・

信越五岳トレイルランニングレースのはじまり

私が始めて新潟県と長野県にまたがる信越高原地域に足を踏み入れたのは2005年のこと。
信越五岳と言われる斑尾山、妙高山、黒姫山、戸隠山、飯縄山の独立峰を1本のトレイルで繋げられるかもしれないという話を聞き、興奮してその道のりを調べ出した日のことを覚えています。
それから何度も何度も、サポートしていただいた地元の方達とトレイルや藪に入り、なんとか100㎞のトレイルが繋がりました。

地図上でトレイルをなぞり、移動していく場所をイメージするだけでもどこかワクワクすることができ、実際にコースに入れば見えてくる景色がどれも美しく、移りゆくロケーションの変化はとても面白くて、100kmという距離には体力とメンタルが試される冒険のような興奮と感動がありました。
その後、幸いにも各地域の方々やスポンサーの方々からの支援を得ることができ、2009年に石川プロデュースという形で「信越五岳トレイルランニングレース」をお披露目することができました。

ペーサーシステム、アシスタントポイントの採用

それまで日本各地でトレイルランニングの普及活動と地域の活性化をはかるという意味でも様々な形でレース運営に携わってきましたが、このレースはトレイルレースの新しい「面白さ、楽しみ方、走る難しさ」などを表現したいと私が海外で経験してきた日本にはそれまでなかった魅力・特徴を取り入れました。

選手はレース中アシスタントを付け、許可されたポイントでサポートを受けながら走ることができます。またレースの後半はペーサーという伴走者を付ければ、選手はゴールまでペーサーと共に走ることができます。
このようなシステムは北米のレースでポピュラーなルールとなっていて、いつか日本のトレイルランナー にも必ず体験してもらいたいと長年考えていた内容です。
参加する選手が持つ最高のパフォーマンスをひき出し、走る為のベストな環境を自分自身とその仲間によって作り出せること、日頃苦楽を共にしている家族、友人らと一緒になってそれぞれが掲げた目標に向けて戦う、頑張る、楽しめることを目的としています。

地域とコミュニティ、ボランティアの方々の魅力

第2回大会以降は一部コースが変わり110kmとなりました。
この110㎞もの道のりは飯山市、妙高市、信濃町、長野市、飯綱町を繋いだコースで各所にエイドステーションが置かれ、地元の特産品も提供されます。
この地元の方々と共に毎年様々なコミュニティがサポート・応援をしてくれています。

また全国から数多くのボランティアの方々にも集まっていただき多岐に渡る業務を担ってくれています。
トレイルやエイドステーションで多くの運営スタッフの応援に接することで選手は元気をもらい、気力と勇気が湧き上がってくるに違いありません。
このように地元をはじめたくさんの方々に携わって頂くのもこの大会の大きな魅力です。

念願の100mile

そして10年目という節目に念願だった100マイル(160km)という距離のレースプロデュースが完遂しました。
この距離は世界中でも多くのトレイルランナーが目指すところ。

開催当初から100マイル構想はありながらも、まだ日本のトレイルランニング界の黎明期、ロングトレイルを走れるランナーがわずかでしかなかった頃に完走率が20%と予想されるレースを作ることは断念せざるをえませんでした。

新たな信越五岳らしいコース開拓に時間を費やし、100マイルという距離と制限時間を担う運営体制の準備ができたのが9年目、その年は残念ながら台風により途中でコース短縮、翌年の2018年には出走したランナー達の多くが100マイル先のゴールまで辿り着いてくれました。

100マイルという距離には110kmと単純に距離だけの違いではない難しさがあり、そこをクリアする為には数多くのドラマを見ることになります。レースというのはスタートラインに並ぶ前から始まっていています。それはどれだけトレーニングを積んできたのか、ゴールをする為にどのような準備をしてきたのかが重要です。
その上で大会当日は楽しみや苦しみも含め、充実した時間を過ごせたランナーのみがフィニッシュラインを踏むことができるのだと思います。

信越高原エリアの大自然に魅せられ、精神と肉体の限界にチャレンジするトレイルランナーの皆さんをお待ちしております。

Trail Runner 石川 弘樹

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