Trailworks 2020

9月19日(土)、20日(日)に信越五岳トレイルランニングレースのコースである黒姫山の麓、西登山口から大ダルミ間のトレイル整備を行いました。ぬかるみが酷く、くるぶしまで泥に埋まってしまうような箇所のトレイルの複線化(※1)や拡幅化(※2)を防ぐ為、また安全に通行できるよう木道を設置しました。

レースプロデューサーである石川弘樹さんからのブリーフィングの後、登山口から現場までの約1㎞を木材の荷上げ。約20㎏の枕木、約8kgの天板(長さ182㎝)を現場までの約1㎞運んでいただく作業。19日(土)に参加された方は3往復もして頂き、20日(日)に運ぶ予定の木材を大幅に減らしていただきました。20日(日)にご参加された方は物足りなかったでしょうか・・・?中には枕木2個をザックに入れ、天板を1枚運ぶつわものも・・・!!

荷上げ作業後は木道の位置決め作業。石川さんから位置決めに際する注意事項と石川クオリティーと呼ばれる「こだわり」が参加者に伝えられ作業開始。枕木を置き、その上に天板を置く手順なのですが、枕木の高さを調整したり、木道の方向を隣の木道と合わせるなどとても緻密な作業で何度も調整を繰り返し位置決めを行っていただきました。位置決めされた木道を固定する作業は信越五岳トレイルランニングレースでボランティアの班長を行って下さっている方々。実は前週に石川さんから直々にレクチャーを受け、この日の為に備えてくれていました。彼らが最終調整を行い、天板と枕木に穴をあけ、ボルトを打ち込むと木道の完成!コースレコードが出るのではないか!?というくらい快適に通行できると思います。

ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。泥だらけになりながらの作業となりましたが、皆さまのお力のおかげでたくさんの登山者、トレイルランナーが快適に通れる木道を設置することができました。皆さまの思い入れ、愛着のあるトレイルになったのではないでしょうか。
このトレイル整備から感じたこと、思ったことなどをお知り合いの方々にもお話して頂き、トレイルを走るだけではなくメンテナンスをすることにもご興味を持ってくださる方が増えていくとうれしいです。


注意:トレイル整備を行う場合は地権者に許可を頂くことが必要となりますので、勝手に整備を行う
   ことはご遠慮ください。
※1 複線化とは、従来の道がぬかるみ等の理由で歩きにくくなり、多くの人が登山道脇の草地等の
   上を歩くことにより、そこが新たな登山道となることで、従来の登山道と新しい登山道が並行
   する状態のこと。
※2 従来の登山道よりも道幅が広がること。