大会を終え、実行委員長 石川弘樹よりメッセージです。

信越五岳トレイルランニングレース2026にご参加いただいた選手の皆さん、そして大会を支えてくださったボランティア、スタッフ、地域・自治体の皆さま、協賛企業の皆さまをはじめ、この大会に関わってくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました。

今年の信越五岳は、改めて自然の中で行うレースの厳しさと素晴らしさ、その両方を強く感じる大会となりました。
21日の100マイルスタート前から降り続いた雨は夜を越えて22日の朝方まで続き、コースの多くは非常に厳しいコンディションとなりました。
雨、暗闇、ぬかるんだトレイル。思うようにペースを上げることができず、序盤の関門でレースを終えることになった選手も少なくありませんでした。
それでも前へ進み続けた100マイルの選手たちは、長い雨の夜を耐え抜き、やがて少しずつ明るくなっていく空とともに、天候が回復していく信越の山々を迎えることになりました。そして22日の朝、110kmのスタートを迎える頃には、予報よりも早く雨が上がり、空には青空が広がりました。
110kmの選手たちも序盤は雨の影響が残る足元の悪いトレイルを進むことになりましたが、その後は素晴らしい天候に恵まれました。
雨に洗われた山々、澄んだ空気、遠くまで広がる景色。そして夜には月明かりと星空。
中盤から後半にかけては、ここ数年の信越五岳でもなかなかないほど気持ちの良いコンディションの中を走ってもらうことができたのではないかと思います。

100マイルと110km。
スタートした時間も、迎えた天候も、それぞれ違いました。それでも、一人ひとりが自分自身の信越五岳と向き合い、それぞれの長い旅を続けてくれました。
残念ながら途中でレースを終える決断をした皆さんにとっても、そこまで進んできた時間や経験が失われるわけではありません。スタートラインに立つまでに積み重ねてきた日々も含めて、今回の挑戦そのものを大切にしていただけたらと思います。
長い距離を自分の脚で進み続けた皆さんの姿、そしてフィニッシュで見せてくれた表情は、この大会をつくっている私たちにとっても大きな喜びでした。
同時に、この大会は選手だけで成り立っているものではありません。

雨の中、そして夜を徹して選手を迎えてくださったエイドやコース上のボランティアの皆さん。救護、マーシャル、スイーパー、誘導、計測、輸送、会場運営など、それぞれの場所で大会を守ってくださったスタッフの皆さん。

長期間にわたり大会開催にご理解とご協力をいただいている地域住民、地権者、自治体、関係機関の皆さま。そして大会の理念に賛同し、支えてくださっている協賛企業・パートナーの皆さま。

皆さん一人ひとりの力があったからこそ、今年もこの信越五岳を開催し、選手をフィニッシュまで迎えることができました。
心から感謝申し上げます。
自然の中で行う以上、私たちの思い通りにならないことはたくさんあります。
雨が降ることもあれば、晴れることもある。
暗く長い夜があり、その先に朝がやってきます。
今年の信越五岳は、そのことをとても象徴的に感じる大会でした。
雨の中を進んだ時間も、青空の下を走った時間も、月や星を見上げながら進んだ時間も、そのすべてが2026年の信越五岳です。

大会を終えたいま、皆さんそれぞれの心の中に、それぞれの「信越五岳」が残ってくれていたら、実行委員長としてこれほど嬉しいことはありません。
私たちは今回の大会をしっかり振り返り、良かったことも、改善すべきことも次へつなげ、これからもこの地域、この自然、そしてここに暮らす人々を大切にしながら、より良い大会をつくっていきたいと思います。

選手の皆さん、信越五岳を一緒につくってくださったすべての皆さん。
本当にありがとうございました。

そして大会事務局、当日は本部で休まず、寝ずに業務にあたったスタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。

信越五岳トレイルランニングレース
実行委員長・プロデューサー
石川 弘樹