Trailworks 2021

荒瀬原登山口整備

老朽化し、危険な登山道の状況を管理者である役場に対策も含めて報告したところ、整備の許可を頂きました。
材料を購入し、加工と下準備を行いました。
整備にはボランティアに集まっていただき作業を行いました。
鉄杭を引き抜き、新しく木製の土留めを打ち込む作業を繰り返し、斑尾山頂へ続く新たな階段が出来上がりました。

今回の整備箇所は荒瀬原登山口から斑尾山頂へ続く登山道の入口すぐ。
階段に使われていた木材が朽ち果て、斜度もあるところに50本近い鉄筋が剥き出しになっており、危険な箇所でした。

皆さんの道や安全に対する意識が高く、作業にこだわりと想いが伝わってきました。
沢山の登山者が通る場所ではありませんが安全快適に通行できる道が復活したと思います。

信濃路自然歩道整備

黒姫高原から日本の滝百選の地震滝(苗名滝)まで続く信濃路自然歩道 “癒しの森 地震滝(苗名滝)コース”はフラットで走りやすいトレイルが続きます。
数年前よりこのトレイルの数カ所でぬかるみがひどく、くるぶしまで埋まってしまう箇所がありました。ぬかるみを放置しているとぬかるみを避けで通行するようになり、どんどんトレイルが広がってしまいます。また、今までぬかるんでいなかったところがぬかるんでしまい、ぬかるみ箇所が広がってしまいます。

その対策として、今回は地元ランナーにご協力いただき木材の設置を行いました。
木材の上を通行することでトレイルが広がること、ぬかるみ箇所の広がりを抑止します。
黒姫側から人力で荷物を運び、作業を行いました。
さすが強靭な足腰をしているトレイルランナー、大量の木材を素早く運んでくださいました。ぬかるみでの作業は泥だらけになりながらも安全に通行できるよう慎重に作業を行いました。

また、木橋に穴が開いていて踏み抜く危険性があるところには木橋の上に板を貼りました。
板には滑り止めのザンギも取り付けたことにより、より安全に通行していただけると思います。

戸隠スキー場上部木道設置

大会でも使用している戸隠スキー場から瑪瑙山へ上がるルートの一部、約100mにわたりぬかるみが激しい箇所があり、ひどいところでは膝下くらいまで埋もれてしまう箇所がありました。ここは他のトレイルランニングレースの大会でも使用されているトレイルでもあります。
今回は、そのぬかるみがひどい箇所に木道を設置する作業を行いました。
木道設置にあたり、ボランティア募集を呼び掛けたところ、たくさんの方々にお集まりいただきました。

木道の材料である枕木や天板などは車で運べるところまで運び、あとは人力で現場まで運びます。枕木は約20㎏!ザックに詰めて背負っていきます。
何度も何度も往復していただいた皆様、良いトレーニングになったのではないでしょうか!?

今回の整備で難しかったのが木道の設置です。
現場は傾斜しており、単純に木材を置いて終わりではありません。
傾斜や足あげの高さ、木道が傾いていないか、木道を設置するルートなどいろんな要素を考慮し、慎重に、丁寧に木道の設置を行いました。

たくさんの方のお力添えのおかげで雪が降るまでに作業を終えることができました。
このコースを通る際は、このような作業を行った場所だということを思い出してみてください。